2026.06.24

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SDGs担当者向け衣類回収導入ガイド|企業・自治体で始める手順と成功ポイント

SDGs担当者向け衣類回収導入ガイド|企業・自治体で始める手順と成功ポイント
更新日

目次

  1. SDGs担当者向け衣類回収導入ガイド
  2. 衣類回収導入の基本ステップ
  3. SDGs担当者が押さえるべき運用ポイント
  4. 衣類回収を社内提案する際の構成例
  5. 衣類回収イベントを成功させるチェックリスト
  6. 古着リサイクル事業者を選ぶポイント
  7. 当社の古着リサイクル事業について
  8. よくある質問
  9. まとめ|SDGs衣類回収は、始めやすく伝わりやすい法人向け環境施策

※本投稿記事の一部画像(人物を含む)はAIによって生成されています。

企業や自治体、団体の活動において、SDGsへの取り組みはますます重要になっています。

なかでも、比較的始めやすく、参加者にも分かりやすい取り組みとして注目されているのが衣類回収です。

不要になった衣類を回収し、再利用・再資源化へつなげる活動は、廃棄物削減や資源循環に貢献できるだけでなく、従業員参加型のCSR活動地域住民参加型の環境イベント自治体の啓発施策としても活用しやすい特徴があります。

一方で、実際に導入を検討する担当者からは、

「衣類回収はSDGsのどの目標に関係するのか」
「社内でどう提案すればよいのか」
「回収後の衣類はどこへ行くのか」
「イベントとして実施する場合、何を準備すればよいのか」
「信頼できる古着リサイクル事業者をどう選べばよいのか」

といった疑問も多く聞かれます。

本記事では、SDGs担当者・CSR担当者・自治体担当者向けに、衣類回収を導入するための考え方、準備手順、運用ポイント、回収後の流れまで詳しく解説します。

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SDGs活動として衣類回収が注目される理由

SDGsは、貧困、教育、環境、気候変動、働きがい、持続可能な消費と生産など、世界共通の課題解決を目指す17の目標です。国連広報センターは、SDGsを「すべての国に適用される普遍的な目標」として紹介しており、成功には国・地域・企業・市民など、あらゆるステークホルダーの行動が必要とされています[※1]。

その中で衣類回収は、企業や自治体が取り組みやすい実践型のSDGs施策です。

理由は大きく3つあります。

まず、衣類は誰もが持っている身近な資源であり、参加のハードルが低いことです。従業員や地域住民に「不要な衣類を持ってきてください」と呼びかけるだけで、環境活動への参加機会を作ることができます。

次に、活動内容が分かりやすいことです。衣類を捨てずに回収し、再利用・再資源化へつなげるという流れは、参加者にも理解されやすく、社内報や広報活動でも発信しやすいテーマです。

そして、回収後の活用先を設計すれば、廃棄物削減、資源循環、地域参加、環境啓発といった複数の価値を生み出せることです。

つまり衣類回収は、単なる「古着集め」ではなく、SDGsを具体的な行動に落とし込む入口として活用できる取り組みです。

衣類回収はSDGsのどの目標に関係するのか

衣類回収を社内提案する際に重要なのが、「この取り組みはSDGsのどの目標に貢献するのか」を整理することです。

衣類回収は、特に以下の目標と関係性が深い取り組みです。

目標12「つくる責任 つかう責任」

最も直接的に関係するのが、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」です。

不要になった衣類をそのまま廃棄するのではなく、回収して再利用・再資源化へつなげることは、持続可能な消費と生産の考え方に合致します。

環境省も、ファッション産業は大量生産・大量消費・大量廃棄による環境負荷が国際的な課題になっていると示しており、使用後に手放された衣類が十分に活用されているとはいえない現状を指摘しています[※2]。

衣類回収は、こうした課題に対して企業・自治体が身近に始められるアクションです。

目標13「気候変動に具体的な対策を」

衣類の生産・流通・廃棄には、資源やエネルギーが使われます。

不要な衣類を再利用・再資源化へつなげることで、新たな生産や廃棄に伴う環境負荷の低減に貢献できる可能性があります。

もちろん、衣類回収だけで気候変動対策が完結するわけではありません。

しかし、企業や自治体ができる身近な行動として、廃棄物削減や資源循環を進めることは、環境負荷低減に向けた実践的な一歩になります。

目標11「住み続けられるまちづくりを」

衣類回収は、地域住民が参加しやすい環境活動です。

自治体、企業、学校、商業施設、地域団体などが連携して実施すれば、地域参加型の活動になります。

環境省が提唱する「地域循環共生圏」は、地域資源を活用しながら、地域が主体的に課題解決を進める考え方です[※3]。衣類回収は、地域で発生した衣類を資源として次の活用へつなぐ取り組みであり、地域循環の入口としても相性の良い活動です。

目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」

衣類回収は、1社だけで完結しにくい取り組みです。

主催者、参加者、回収事業者、リサイクル事業者、自治体、地域団体など、複数の関係者が連携することで、回収から再利用・再資源化までの流れが成立します。

その意味で、衣類回収はSDGs目標17の「パートナーシップ」とも深く関係します。

特に企業や自治体が衣類回収を行う場合、回収後の受け入れ先や流通先を持つ事業者と連携することが成功のポイントになります。

SDGs担当者が衣類回収を導入するメリット

衣類回収は、環境面だけでなく、企業・自治体・団体の運営面でも多くのメリットがあります。

メリット1:社内外に説明しやすいSDGs施策になる

SDGs活動は抽象的になりやすく、「何をすればよいのか分からない」という課題があります。

その点、衣類回収は非常に分かりやすい取り組みです。

「不要な衣類を集め、再利用・再資源化へつなげる」

この流れが明確なため、社内提案、社員参加、自治体広報、イベント告知にも落とし込みやすくなります。

メリット2:従業員参加型のCSR活動にしやすい

SDGs担当者にとって重要なのは、活動を「会社の方針」だけで終わらせず、従業員一人ひとりの参加につなげることです。

衣類回収は、従業員が自宅の不要衣類を持ち寄るだけで参加できます。

そのため、

  • 社内SDGs月間
  • 環境週間
  • 入社式・社内イベント
  • 工場祭
  • 社員家族参加イベント
  • 本社・支店合同キャンペーン

などと組み合わせやすい取り組みです。

社員が自分ごととして参加できることで、SDGsへの理解促進にもつながります。

メリット3:地域参加型イベントに展開しやすい

衣類回収は、地域イベントとの相性も良い活動です。

例えば、

  • 自治体の環境イベント
  • 商業施設の集客イベント
  • 学校・PTAの環境学習
  • 町内会・自治会の資源回収
  • 企業の地域貢献イベント

などで実施できます。

参加者にとっても「家にある不要な服を持っていく」という行動で参加できるため、環境活動への心理的ハードルが低い点が特徴です。

メリット4:広報・ブランディングに活用しやすい

SDGs活動は、実施して終わりではなく、社内外へ伝えることも重要です。

衣類回収は、

  • 回収量
  • 参加人数
  • 実施回数
  • 回収後の流れ
  • 再利用・再資源化の取り組み

を発信しやすい活動です。

写真やイベントレポートとしても残しやすく、企業サイト、採用サイト、SNS、社内報、自治体広報誌などで活用できます。

ただし、ブランディング目的だけで実施するのではなく、実際に回収後の受け入れ体制や再利用ルートを整えることが重要です。

メリット5:廃棄物削減のきっかけになる

企業や自治体では、備品衣類、回収品、店舗在庫など、さまざまな衣類が発生する場合があります。

これらをすべて廃棄処理するのではなく、状態に応じて再利用・再資源化へつなげることで、廃棄物削減のきっかけになります。

循環型社会形成推進基本計画は、循環型社会の形成に関する施策を総合的・計画的に推進するための基本計画として位置づけられています。衣類回収は、こうした循環型社会の考え方を企業や地域の現場で実践する方法のひとつです。

衣類回収導入の基本ステップ

ここからは、SDGs担当者が実際に衣類回収を導入する際の流れを解説します。

企業・自治体・団体のいずれでも活用できるよう、実務に近い形で整理します。

ステップ1:目的を決める

最初に行うべきことは、衣類回収の目的を明確にすることです。

目的が曖昧なまま始めると、社内説明や広報が弱くなり、参加率も上がりにくくなります。

代表的な目的は以下の通りです。

  • SDGs活動として実施する
  • CSR活動として地域貢献につなげる
  • 廃棄物削減に取り組む
  • 従業員の環境意識を高める
  • 自治体イベントの環境コンテンツにする
  • 商業施設の集客イベントとして実施する

例えば企業であれば、「従業員参加型のSDGs活動として、不要衣類を回収し、再利用・再資源化へつなげる」と定義すると、社内提案しやすくなります。

自治体であれば、「住民が参加できる環境啓発イベントとして衣類回収を実施し、資源循環への理解を促進する」といった目的が考えられます。

ステップ2:対象者を決める

次に、誰から衣類を回収するのかを決めます。

対象者によって、告知方法や回収場所、回収量の見込みが変わります。

社内向けの場合

  • 従業員
  • 従業員家族
  • グループ会社
  • 工場・支店・営業所

地域向けの場合

  • 地域住民
  • 自治体住民
  • 商業施設の来場者
  • 学校関係者
  • イベント参加者

法人向けの場合

  • 店舗
  • リサイクルショップ
  • 企業の管理部門
  • イベント主催者
  • 倉庫・在庫管理部門

対象者を明確にすることで、回収量の見込みや必要な受け入れ体制を設計しやすくなります。

ステップ3:回収する品目を決める

衣類回収では、回収できるもの・できないものを事前に明確にすることが重要です。

ここが曖昧だと、当日の混乱や回収後の仕分け負担が増えます。

回収対象になりやすいもの

  • Tシャツ
  • シャツ
  • ズボン
  • スカート
  • ジャケット
  • 子ども服
  • タオル類
  • 帽子

事前確認が必要なもの

  • 汚れが強い衣類
  • 濡れた衣類
  • 破損が大きい衣類
  • 布団・寝具類
  • バッグ類
  • ぬいぐるみ
  • ユニフォーム・制服
  • 企業名や個人名が入った衣類

特に企業制服やイベントTシャツは、ロゴ・社名・個人情報の扱いに注意が必要です。

SDGs活動として衣類回収を行う場合、参加者に安心して協力してもらうためにも、回収条件を分かりやすく伝えることが大切です。

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回収イベントサムネ

ステップ4:回収方法を決める

衣類回収の方法は、大きく分けて3つあります。

1. 社内設置型

社内や工場、事業所内に回収ボックスを設置する方法です。

向いているケース

  • 従業員参加型のSDGs活動
  • 社内キャンペーン
  • 本社・支店での定期回収
  • 環境月間の取り組み

メリット

  • 参加しやすい
  • 継続運用しやすい
  • 社内啓発につながる
  • 少人数から始められる

注意点

  • 設置場所の確保
  • 回収期間の設定
  • ボックス管理担当者の決定
  • 回収後の搬出方法の確認

2. イベント回収型

環境イベントや地域イベントで、期間限定で衣類を回収する方法です。

向いているケース

  • 自治体イベント
  • 商業施設イベント
  • CSRイベント
  • 地域祭り
  • 学校・団体イベント

メリット

  • 集客コンテンツになりやすい
  • 地域参加型にしやすい
  • 広報しやすい
  • 短期間でまとまった量を回収できる

注意点

  • 当日の受付導線
  • 回収品の一時保管場所
  • 混雑時の対応
  • 回収不可品への対応
  • 雨天時の対策

3. 定期回収型

企業・店舗・自治体などから定期的に衣類を回収する方法です。

向いているケース

  • 店舗在庫が継続的に出る
  • リサイクルショップから定期的に衣類が発生する
  • 自治体・団体で継続回収したい

メリット

  • 継続的な資源循環につながる
  • 回収量を安定させやすい
  • 廃棄処理の見直しにつながる
  • 長期的なSDGs活動として発信しやすい

注意点

  • 回収頻度の調整
  • 保管スペースの確保
  • 回収量の変動対応
  • 契約条件の確認

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ステップ5:社内・地域への告知を行う

衣類回収は、告知の分かりやすさで参加率が大きく変わります。

特にSDGs活動として実施する場合は、「なぜ衣類回収を行うのか」を伝えることが大切です。

告知で伝えるべき内容

  • 実施目的
  • 回収期間
  • 回収場所
  • 回収できるもの
  • 回収できないもの
  • 衣類の持ち込み方法
  • 回収後の流れ
  • 問い合わせ先

告知文の例

「不要になった衣類を、捨てずに次の活用へつなげませんか。
今回の衣類回収では、集まった衣類を再利用・再資源化へつなげることで、廃棄物削減と資源循環に貢献します。」

このように、参加者が「自分の行動が何につながるのか」を理解できる表現にすることが重要です。

ステップ6:回収後の流れを設計する

衣類回収で最も重要なのが、回収後の設計です。

回収イベントを実施しても、その後の流れが不明確であれば、参加者に説明できず、SDGs活動としての信頼性も弱くなります。

SDG Compassでは、企業がSDGsに貢献するために、SDGsの理解、優先課題の決定、目標設定、経営への統合、報告とコミュニケーションという5つのステップを示しています。衣類回収でも、単発の実施ではなく、目的・目標・成果報告まで設計することが重要です。

回収後は、一般的に以下のような流れになります。

  1. 回収
  2. 集約
  3. 状態確認
  4. 保管・管理
  5. 再利用・再資源化ルートへ流通
  6. 必要に応じて成果報告

この流れを事前に確認しておくことで、参加者や社内関係者に安心して説明できます。

※回収品目は例です。

SDGs担当者が押さえるべき運用ポイント

衣類回収を成功させるには、単に「回収箱を置く」だけでは不十分です。

ここでは、実務担当者が押さえておきたいポイントを整理します。

ポイント1:回収量の目標を設定する

初回から大きな目標を設定する必要はありません。

まずは、

  • 参加人数
  • 回収袋数
  • 回収kg数
  • 実施拠点数
  • 告知到達数

など、測定しやすい指標を設定するとよいでしょう。

数値目標を設定することで、実施後の報告もしやすくなります。

ポイント2:回収不可品を明確にする

回収不可品が混ざると、仕分け負担が増え、回収後の運用に支障が出る場合があります。

たとえば、

  • 濡れた衣類
  • カビがある衣類
  • 強い臭いがある衣類
  • 危険物が混入したもの
  • 個人情報が残った制服
  • 企業機密に関わる衣類

などは注意が必要です。

回収前に「持ち込み前の確認事項」として案内しておくと、トラブルを防ぎやすくなります。

ポイント3:保管場所を確保する

衣類は軽いように見えて、量が集まるとかさばります。

特にイベント回収では、想定以上の量が集まることがあります。

そのため、

  • 回収ボックスの設置場所
  • 一時保管スペース
  • 雨濡れ対策
  • 搬出経路
  • 車両積み込み場所

を事前に確認しておきましょう。

ポイント4:担当部署を明確にする

衣類回収は、複数部署が関わることがあります。

企業の場合、

  • SDGs推進部門
  • 総務部
  • 広報部
  • 人事部
  • 工場管理部門
  • 安全衛生部門

などが関係するケースがあります。

自治体の場合は、

  • 環境課
  • 地域振興課
  • 広報担当
  • イベント担当
  • 施設管理担当

などとの連携が必要になる場合があります。

誰が何を担当するのかを事前に決めておくことが重要です。

ポイント5:成果を見える化する

SDGs活動は、成果を発信してこそ次につながります。

実施後は、

  • 回収量
  • 参加者数
  • 実施場所
  • 回収期間
  • 活用先の概要
  • 次回開催予定

などをまとめるとよいでしょう。

環境省の地域循環共生圏の考え方でも、地域資源を活用しながら地域が主体的に課題解決を進めることが重視されています。衣類回収の成果を地域や社内に共有することは、次の参加や継続的な活動につながります。

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衣類回収を社内提案する際の構成例

SDGs担当者が社内提案を行う場合、以下のような構成にすると伝わりやすくなります。

1. 背景

衣類廃棄や資源循環の社会的課題を説明します。

環境省のサステナブルファッションに関する情報では、ファッション産業の環境負荷や、使用後の衣類が十分に活用されていない課題が示されています。これを背景として示すことで、取り組みの必要性が伝わりやすくなります。

2. 目的

自社・自治体としての目的を明確にします。

例:

「従業員参加型のSDGs活動として衣類回収を実施し、不要衣類を再利用・再資源化へつなげることで、廃棄物削減と環境意識向上を図る」

3. 実施内容

いつ、どこで、誰を対象に、何を回収するのかを記載します。

例:

  • 実施期間:〇月〇日〜〇月〇日
  • 対象者:従業員および家族
  • 回収場所:本社1階ロビー、各工場休憩室
  • 回収品目:衣類、タオル類、バッグ類
  • 回収不可:濡れた衣類、強い汚れ・臭いのあるもの

4. 回収後の流れ

回収後の衣類がどのように扱われるのかを説明します。

ここが曖昧だと、SDGs活動としての説得力が弱くなります。

5. 期待効果

期待できる効果を整理します。

  • 廃棄物削減
  • 社員参加促進
  • 環境意識向上
  • 社内外広報への活用
  • 地域貢献
  • 継続的な資源循環活動への発展

6. 実施後の報告方法

最後に、実施後の報告方法を決めます。

  • 社内報
  • 企業サイト
  • SNS
  • 自治体広報誌
  • SDGsレポート
  • 採用広報

などに活用できます。

GRIは、SDGsをサステナビリティ報告へ統合するための資料や指標活用を紹介しており、SDGs活動は実施だけでなく、報告・コミュニケーションの設計も重要です[※6]。

衣類回収イベントを成功させるチェックリスト

衣類回収イベントの実施前には、以下のチェックリストを確認しましょう。

企画段階
実施目的は明確か
SDGsとの関係性を説明できるか
対象者は決まっているか
回収期間は適切か
回収場所は分かりやすいか
回収後の受け入れ先は決まっているか
告知段階
回収できるものを明記しているか
回収できないものを明記しているか
参加メリットを伝えているか
回収後の流れを説明しているか
問い合わせ先を明記しているか
当日・回収期間中
回収ボックスは分かりやすい場所にあるか
満杯時の対応は決まっているか
雨濡れ対策はできているか
回収品の一時保管場所は確保しているか
担当者間で連絡体制があるか
回収後
回収量を記録したか
回収品を適切に引き渡したか
写真や記録を残したか
実施レポートを作成したか
次回改善点を整理したか

このように、企画から実施後までを一連の流れとして設計することで、衣類回収は単発イベントではなく、継続的なSDGs活動として育てやすくなります。

古着リサイクル事業者を選ぶポイント

衣類回収を成功させるには、回収後を任せられる事業者選びが重要です。

SDGs担当者が確認すべきポイントは以下の通りです。

1. 回収後の流れを説明できるか

「集めた衣類がどうなるのか」を説明できる事業者を選ぶことが重要です。

回収後の流れが不明確なままだと、参加者や社内関係者に説明しにくくなります。

2. 企業・自治体・団体との対応実績があるか

法人や自治体の衣類回収では、回収量、日程、保管場所、広報タイミングなど、個別調整が必要になることがあります。

そのため、企業・自治体・団体との対応に慣れている事業者を選ぶと安心です。

3. スポット回収・定期回収・イベント回収に対応できるか

衣類回収には、さまざまな実施形態があります。

  • 1回限りのイベント
  • 年1回の環境活動
  • 毎月の定期回収
  • 店舗・倉庫からの継続回収
  • 自治体イベントでの臨時回収

こうした形に柔軟に対応できるかを確認しましょう。

4. 再利用・再資源化のルートを持っているか

衣類回収は、回収して終わりではありません。

回収品を状態に応じて再利用・再資源化へつなげるルートがあるかが重要です。

5. 担当者が相談しやすいか

初めて衣類回収を導入する場合、担当者には分からないことが多くあります。

そのため、

  • 回収量の目安
  • 実施方法
  • 回収不可品
  • 搬出方法
  • イベント運営上の注意点

について相談しやすい事業者を選ぶことが大切です。

当社の古着リサイクル事業について

当社では、行政・企業・リサイクルショップなどから回収した古着を、再利用・再資源化へつなげる古着リサイクル事業を行っています。

回収された衣類は三木センターへ集約され、状態確認や圧縮加工などの工程を経て、次の活用へとつなげています。再利用可能な衣類は国内外の再流通ルートを通じて再び衣料として活用され、衣料としての再利用が難しいものについてもウエス原料として再資源化することで、無駄なく活用する仕組みを整えています。

当社の古着リサイクル事業では、以下のような流れで衣類を循環へつなげています。

  • 回収
  • 三木センターへの集約
  • 圧縮加工
  • リサイクル事業者への流通
  • 再利用・再資源化

また、企業・行政・リサイクルショップなど、多様な回収元に対応し、少量から大量まで、スポット回収から定期回収まで柔軟に対応できる体制を整えています。

衣類回収イベントを実施する企業・自治体・団体にとって、回収後の受け入れ先が明確であることは大きな安心材料になります。

当社は、衣類回収イベントとリサイクル市場をつなぐ役割を担い、回収された衣類をできる限り次の活用へつなげることで、廃棄物削減と資源循環に貢献しています。

衣類回収イベントの実施を検討されている方へ

企業や自治体、団体などで、

  • SDGs活動
  • CSR活動
  • 環境イベント
  • 地域回収イベント
  • 社内啓発活動
  • 商業施設イベント
  • 学校・団体の環境学習

を検討されている場合、衣類回収は非常に取り入れやすい取り組みです。

衣類回収を実施することで、参加者は自宅や職場にある不要衣類を整理しながら、資源循環に参加できます。

主催者にとっても、

  • 参加しやすいSDGs活動になる
  • 環境配慮の姿勢を発信できる
  • 地域との接点を作れる
  • 社内外への広報に活用できる
  • 継続的なCSR活動へ発展させやすい

というメリットがあります。

消費者庁は、エシカル消費を「人・社会・地域・環境に配慮した消費行動」と説明しています。衣類回収は、消費後の衣類をどのように活かすかを考える機会になり、参加者の環境意識や行動変容にもつながりやすい取り組みです。

衣類回収を一過性で終わらせないために

SDGs活動として衣類回収を導入するなら、一度きりで終わらせず、継続できる仕組みにすることも重要です。

年間計画に組み込む

例えば、

  • 春の衣替え時期
  • 秋の衣替え時期
  • 環境月間
  • SDGs週間
  • 地域イベント開催時期

に合わせて、年1回または年2回の定期イベントとして実施する方法があります。

社内制度化する

従業員参加型の取り組みとして、社内制度に組み込むことも可能です。

例えば、

  • 毎年の社内SDGsキャンペーン
  • 新入社員研修との連動
  • 工場単位での回収
  • 拠点別回収量の共有
  • 社内表彰制度との連携

などが考えられます。

地域連携へ発展させる

企業単独の取り組みから、自治体・学校・商業施設・地域団体との連携へ広げることもできます。

地域循環共生圏の考え方にもあるように、地域資源を活かし、地域の主体同士が連携することは、持続可能な地域づくりにつながります[※3]。

成果を蓄積して発信する

1回ごとの活動成果を記録しておくことで、翌年以降の改善や広報に活用できます。

記録しておきたい項目は以下です。

  • 実施日
  • 回収場所
  • 参加人数
  • 回収量
  • 回収品目
  • 告知方法
  • 当日の様子
  • 回収後の流れ
  • 次回への改善点

SDGs活動は、実施するだけでなく、成果を共有し、次の行動につなげることが大切です。

よくある質問

Q. SDGs活動として衣類回収を始めるには、何から準備すればよいですか?

まずは目的を決めることが重要です。社内向けのSDGs活動なのか、地域イベントなのか、廃棄物削減なのかによって、回収方法や告知内容が変わります。そのうえで、対象者、回収品目、回収期間、回収後の受け入れ先を決めていきます。

Q. 衣類回収はSDGsのどの目標に関係しますか?

主に目標12「つくる責任 つかう責任」と関係します。また、地域参加型イベントとして実施する場合は目標11、パートナー企業や自治体と連携する場合は目標17とも関係します。

Q. 企業のCSR活動として衣類回収は有効ですか?

有効です。衣類回収は従業員や地域住民が参加しやすく、活動内容も分かりやすいため、CSR活動や社内啓発、地域貢献イベントとして活用しやすい取り組みです。

Q. 回収された衣類はすべてリユースされますか?

すべてが衣料として再利用されるわけではありません。状態や素材に応じて、再流通、再資源化、ウエス原料など、適切な活用先へ振り分けられます。

Q. 汚れた衣類も回収できますか?

状態によります。強い汚れ、濡れ、カビ、臭いがあるものは回収できない場合があります。事前に回収条件を確認し、参加者へ分かりやすく案内することが重要です。

Q. 初めてでも衣類回収イベントは実施できますか?

可能です。初めての場合は、回収品目を絞り、社内や小規模イベントから始めると運用しやすくなります。回収後の受け入れ先や搬出方法を事前に決めておくことが成功のポイントです。

ご相談はこちら|SDGs活動としての衣類回収をサポートします

SDGs活動、CSR活動、地域イベント、自治体施策として衣類回収を検討されている方は、古着リサイクル事業ページをご確認ください。

当社では、企業・行政・リサイクルショップなどから回収した衣類を、三木センターで状態確認・保管・加工し、再利用・再資源化へつなげています。スポット回収、定期回収、イベント回収など、実施内容に応じてご相談いただけます。

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まとめ|SDGs衣類回収は、始めやすく伝わりやすい法人向け環境施策

衣類回収は、SDGs担当者にとって導入しやすく、社内外に伝えやすい環境活動です。

不要になった衣類を回収し、再利用・再資源化へつなげることで、

  • 廃棄物削減
  • 資源循環
  • 社員参加
  • 地域貢献
  • 環境教育
  • 企業価値向上

といった複数の効果が期待できます。

ただし、衣類回収を成功させるためには、回収して終わりにしないことが重要です。

目的を明確にし、回収品目を整理し、参加者へ分かりやすく告知し、回収後の流れまで設計することで、衣類回収はSDGs活動としての説得力を持ちます。

衣類を「廃棄物」として扱うのではなく、「次に活かせる資源」として循環させること。

その一歩が、企業・自治体・地域が取り組める身近なSDGs活動になります。

衣類回収イベントや古着リサイクルについては、下記サービスページをご確認ください。

参考文献

※1]国連広報センター「持続可能な開発目標(SDGs)」
※2]環境省「サステナブルファッション」
※3]環境省「地域循環共生圏・ローカルSDGs」
※4]環境省「循環型社会形成推進基本計画」
※5]UN Global Compact「The SDG Compass」
※6]GRI「Integrating SDGs into sustainability reporting」
※7]消費者庁「エシカル消費とは」

会社情報

会社名:有限会社イシハラサクセス
事業内容:リサイクルウエス事業・古着リサイクル事業
本社:〒676-0014 
兵庫県高砂市荒井町日之出町7-5
TEL: 079-443-8118  FAX: 079-443-0440
三木センター:〒673-0442
三木市別所町興治342-1
TEL: 0794-88-8727  FAX: 0794-88-8773

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